色んな「Stand By Me」のカバーを聴き比べてみた。

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はじめに

数多に映画はあるけれど、いつまでも忘れられない作品。そんなうちの1つが「Stand By Me」だと思う。主人公たちの年齢はは幼い部類だが、青春映画の金字塔として不動の地位を築いたあの作品だ。


映画のシーンとか、台詞とか、色んなものが人々の記憶に根付いていると思うが、やはり最も印象深いのはあのエンディングの曲、「Stand By Me」だ。レノンの虚しさが入り混じった声が歌詞、あるいは映画のメッセージと重なり、深い共感を呼んでいることは間違いない。


今回はそんな「Sand By Me」について特集したい。

原曲 by Ben E. King

Ben E. King – Stand By Me (HQ Video Remastered In 1080p)

そもそもあの曲、原曲はJohn Lennonのものではない事、知っている人もいるだろうし知らない人も多いかもしれない(知っている人が多いか)。元々はアメリカのソウル歌手Benjamin Earl King、通称Ben E. Kingによる作曲だ。

何といっても歌詞が良い。人は一人では生きていけない。時には苦しい事だってある。そんな時に、君には一緒にいて欲しい。こんな感情は、誰だって持った事があるだろう。人生の美しさが結晶した曲。この曲はある種の真理を突いている。まさに傑作と言える。重低音の静けさと強調されたストリングスは、孤独の中に胸が張り裂けそうな思いを繊細に表現している。

まずは聴いておきたい一曲だ。

John Lennon

Stand By Me – John Lennon

映画でも使われたJohn Lennonのバージョンは、重いベースラインに代わって無乾燥なアコギのリフから始まる。いかにもロックンローラーらしいアレンジだ。

彼はただ原曲をなぞるように演奏した訳ではない。絞り出すような声に彼自身のロックンロールな魂を乗せて、タダでさえ素晴らしい原曲を更に引き出しているのだ。ある意味、John Lennonというカリスマを持ったこの男の才能を最大限に感じ取る事ができる曲となったが故に、この「Sand By Me」が彼の代表曲たらしめる理由を形成した。

ぜひもう一度、改めて聴いてもらいたい。

Weezer

Weezer – Stand By Me

次は大御所パワーポップバンドWeezerによる最新アルバムからのアレンジ。

ボーカルのRivers Quomoが映画のメガネっ子にそっくりだし、内向的でナーディな感じが重なるのだが、彼なりの解釈を加えた形で原曲のもつ良さを拡張している。このアルバム「The Teal Album」は名曲のカバーアルバムとなっているのだが、どうもRiversの原体験として影響を与えた曲を採用しているように思える(A-haとかBrack Subbathとか)。その中でアルバムの最後を締めくくる曲としてこの「Stand By Me」が鎮座する。それだけに彼の中で大切な曲だった事が伺えるし、聴く側としても惹かれるものがある。

U2 & Bruce Springsteen

U2 – Stand By Me ft. Bruce Springsteen

こっちの方が大御所かもしれない。公式のスタジオ録音ではないが、ライブの映像としてU2とBruce Springsteenが共演して「Stand By Me」を歌うものが残されている。カントリー調が強いのが特徴的だ。アドリブを交えてかなり完成度の高い仕上がりになっている。ボノの声の入れ方、センスがいい。

聴いてみて下さい。

Imagine Dragons

Imagine Dragons – Stand By Me 2015 Billboard Music Awards

これはImagine Dragonsによるもの。最近は絶好調のこのバンドだが、それも頷けるようなアレンジ。落ち着いたジャジーな曲調だが、Dan Reynoldsのまっすぐ芯の通った歌い方が沁みる。元々この歌声にマッチした迫力あるサウンドが特徴的なImagine Dragonsだが、このアレンジを通じて音楽的な広がりを感じさせてくれた。更なる活躍に期待したい所だ。

Florence + The Machine

Florence + The Machine – Stand By Me

欧米ではフェスのヘッドライナーの常連として名を連ねるようになった大物バンド・Florence + The Machineによるカバー。元々はFinal Fantasy XVの主題歌として提供された本曲だが、透き通るような美しさがゲーム本編ともマッチしていた。最も、あまりの急展開過ぎるシナリオで個々のキャラに対する思い入れが薄かったのが勿体無い所ではあるが、「旅」をテーマに4人の友情を描いた同作品は映画「Sand By Me」にもなんとな〜く通じるのかもしれない。うっすらと。

終わりに

「Stand By Me」は元々60年代に発表された曲だが、現在に至るまでに様々なアーティストに愛され、カバーされ続けている。曲のテイストはもちろん時代に応じて変わってくるけど、この曲の持つ本質的な良さはどのアレンジでも共有されているように思う。素晴らしい特集になりました。皆さんも是非聴き比べて見てください。

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