百名山・扇山に、なんとなく行ってみた。(おまけ:百蔵山)

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山に行ってきた。

扇山という山である。山梨県大月市と上野原市の境にある、地味な山である。一応百名山に入っている。 高尾山でもなければ、クライミングで有名な三つ峠でもない。 なぜ扇山なのか。その「なぜ」が、どこかしら惹かれる。この微妙な山がなぜ「百名山」なのか。そんな魅力だ。


場所はこちら。ゴルフ場が近くにあるが、別に他には何もない。最寄り駅は中央線の鳥沢駅。高尾から20分強といったところか。

フランス人の友人と2人で登山した。行ってみたかったらしい。「百名山」というブランドは強い。

扇山へ

鳥沢駅の外観。意外にも洗練されたデザインに驚く。

鳥沢駅は、閑散としていた。同じ関東山地に位置する高尾山の繁栄とは裏腹に、百名山とは言えど扇山とやらの無名な山に目を向ける人間は少ない。寺もないし、山だけではコンテンツとして弱いか。少し寂しくなった。

鳥沢駅から登山道へ向かう道。住宅街の中を進むのみ。

まず、登山道へ向かうためには駅からしばらく歩く必要がある。すでに山の一部と言っても過言ではなく、急な坂が程よく疲れる。すれ違いざまに住民の方々は挨拶をしてくれた。山のような人間味溢れる文化が垣間見え、東京から1時間足らずの近郊に位置するにも関わらず、かなり新鮮な空間がそこには広がっていた。

坂が多い。

2月の真冬なので、誰もいない。

登山口

しばらく進むと、登山道へとつながる入り口につながる。杉の木々の隙間から香る自然が心地よい。前日は雪が降ったはずだが、そんなものは無かったと言わんばかりに茶色い山肌が広がっていた。誰もいない山道を歩く、これほどの贅沢は無い。山道を十分に満喫し、我々は山頂を目指した。

登山道から見える富士山。

途中、富士山が一望された。富士山を見るなら冬に限る。このくっきりとした稜線の輪郭と青空。富士山は関東なら至る所から見る事が出来るが、これだけの格別な一枚を目にする事が出来るのは関東山地ならではの体験だ。

扇山頂上。

そして扇山の頂上へ至る。意外にも、何組かの登山客が頂上へ既に到着していた。我々のように自然を独り占めしようとするような人は、他にもいたのだ。犬も。皆、おもいおもいに頂上での爽快感に浸っていた。特に何かあるわけでもない筈の、この山で。ただ1つあるとすれば、それは富士山だ。流石は富士山。その雄大な姿に人々は魅了され、他の山をも”名山”に仕立て上げた。ある意味、扇山は富士山に依存した形で百名山の名声を手に入れているのだ。山に登り、他の山を考えさせられる。富士山は恐ろしい山だ

百蔵山へ

分岐点。

我々は次に隣の山である百蔵山(ももくらやま)を目指した。稜線をつたっていくのだろうからそこまで大変ではないだろうと我々は考えていたが、その目算は外れた。かなりの急勾配が続き、実際はもはや全く異なる山であった。正直、扇山で達成感・爽快感を十分に感じた後だったため、激しいオマケ感に後悔の念を覚えてしまった

見渡す限りの枯れ木に囲まれる。
百蔵山頂上。

疲れもピークに達したところで、百蔵山の頂上へ達する。しかし、その景色は格別なものだった。大山や丹沢山地の山々が見え、くっきりとした輪郭が冬独特の味を出している。これは夏に登ったらどのような景色が見えるのだろうか、と想像を膨らませていた。

残念ながら百蔵山からは天気の影響で富士山は見る事が出来なかった。しかし、百蔵山から見える富士山の景色も扇山と同様に素晴らしいものである事は想像に難くない。そんな事を考えながら、やはり満足した気分で下山し、中央線猿橋駅に到着し帰路の途についた。

まとめ

扇山と百蔵山は当初考えていた「何もない」山ではなかった。結構色々とある。こういった地味な山に登るのも、悪くないのではなかろうか

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