個人的オードリーのANN神回まとめ

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はじめに

改めて言うまでもないけれどオードリーのラジオがめちゃくちゃ面白い。
一人暮らしをしていた3年前、日に日に落ちていくコミュ力の低下に危機感を感じてラジオを聞き始めて、最初にハマったのがオードリーのANNである。今振り返るとあまりに安易だな考えだが、ラジオは一人暮らしで家事をしながら聴くには最適だし、なにより当時あまり元気ではなかっただけに、週に一度は思いっきり笑える時間があったことはメンタルヘルスに多少なりとも寄与していてくれた気がする。結局人付き合いの面で何かが改善したわけではないけど、オードリーのANNにはかなり影響を受けたし助けられた。このラジオを聴いていなかったら今の自分はいない、というと大げさに聞こえるかもしれないけど、いまの自分の何パーセントかはたしかにオードリーのANNで出来ていると思う。
そんなわけでリトルトゥース歴3年のひよっこではあるが、個人的に思い入れのある放送を紹介していきたい。是非この機会に聴いてみてもらえれば嬉しい。

1.2016.9.11放送 若林が元カノとの思い出を語る回

ヒルナンデスでオードリーが2人旅にでかけるロケがあり、それを観た若林が「30過ぎのおっさんが二人で花火してるのをみてクレーム入れようと思った」のをきっかけに、結婚について話しが進んでいく。

若林には過去に結婚を考えていた相手がいたと告白し、その当時のことを回想する。「聞けば見えてくる」というのはTBSラジオのキャッチフレーズだけど、この回の若林の情景描写は本当に秀逸で、彼の声を通して映画のワンシーンのような美しい光景が眼前に広がっていく感覚がある。若林の語り口がエモーショナルで、何度聞いても心を揺さぶられ悶絶してしまう。

その若林の回想だけで十分聞きごたえがあるのだが、その話を春日がケラケラと爆笑しながら聞いているのがオードリーのANN。あまりにも笑うものだからこちらもつられて笑ってしまうし、最終的に笑いに着地する安心感が半端じゃない。

思うに、これはある種のカタルシスなのだ。若林はことあるごとに、僕らが日常生活ではなかなか向き合えないものに正面切って突っ込んでいく。過去の恋愛はその最たるものだろう。それらはあまりに青臭いから普段はみんな胸の奥底にしまっているけど、若林はそんな思い出や感情を否応なしに引っ張り出してくる。結局若林もろとも悶々とした思いを抱えることになるのだけど、そこに春日がひょいと現れてすべてを笑いに変えて日常に連れ戻してくれる。日常を非日常に変えてくれる若林、それを力強く日常に引き戻す春日。その過程には抑圧されていた感情の清算がある。オードリーのオールナイトニッポンは、たまにギリシャ悲劇のような様相をみせることがある。

オードリーのオールナイトニッポン 2016年9月10日、9月11日放送 ANN ��

2.2017.6.03放送 若林がキューバ本のインタビューを受けた回

若林は毎年の正月休みに一人旅に出かけるのだが、彼はキューバへの一人旅を旅行記としてまとめて出版している。(『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』)この回の若林のフリートークは、その本の出版に際してインタビューを受けた時に起こった事件について。具体的な説明は野暮なので差し控えるが、随所に笑いを挟んで話が進んでいって全体としての完成度がすごい。とりあえず聞いてみて欲しい。聞けば絶対に分かる面白さ。個人的に一番好きなフリートークの一つで、落語みたいに何回も聞いてしまう。

オードリーのオールナイトニッポン 2017年06月03日

3.2017.10.21放送 柳原可奈子と盛り上がった回 【

スペシャルウィークで柳原加奈子さんをゲストに迎えた回。柳原さんと若林の相性がとにかく良くて、小気味いいテンポでトークが繋がっていくのが気持ちいい。お互いに似ているけどちょっとずつ視点が違っていて、その差異が化学反応を起こしてどんどん新たな地平を切り開いていく。あの瞬間、時代の最先端に立っていたのは間違いなくこの二人だ、なんて思ってしまう。

それでいて春日の立ち位置も絶妙で、基本的に話は柳原さんと若林を中心に進んでいくのだけど、ときおり全く異質な春日がワンタッチすることで会話にアクセントが生まれるのが面白い。

オードリーのannはゲストを呼んだ時にも当たり回が多くて、最近ではバカリズムや千鳥のノブの回も面白かったのでそちらも是非。

オードリーのオールナイトニッポン 2017年10月21日 【バラエティちゃんねる】

4.2018.7.7放送 めざましじゃんけんで試行錯誤する回

めざましじゃんけんのテンションが分からず何度も撮りなおしさせられた、という若林。

若林の魅力の一つでもある「考えすぎ」な部分が出ているエピソードとしてもおすすめしたいのだけど、その後に突如として始まる即興の漫才が最高。通学の南武線で笑いをこらえきれなくて思わずイヤホンをむしりとった思い出。

若林の暴走に忠実についていこうとする春日だけど、微妙にずれちゃうのがめちゃ面白いし愛しいしで、オードリーの魅力はこういうところにもあるよな、と認識するようになった回。

5.2018.8.11放送 春日がバイブに悪戦苦闘する回

春日のフリートークが面白い。ア○ルにバイブを入れてバレないようにロケをする、というとんでもない企画に挑んできた話。

若林に比べて春日のトークは飛び道具感があるけど、この話は群を抜いている気がする。途中ちょくちょく話が横道に入りながらも、本筋を邪魔しない程度の絶妙な小エピソードも面白く、春日と若林の共作感があっていい。

ちなみに実際の番組はamazon prime video「カリギュラ」で見ることができる。本編を観た後に聴くのもアリかもしれない。

オードリーのオールナイトニッポン 2018年08月11日

6.2018.9.22放送 若林の父親でちょっとしんみりする回

若林の父親は2016年に他界しており、最近では若林がそれをダシにして春日を笑わせ、不謹慎だと糾弾する流れが定番になっている(2016.10.22放送回、2018.4.28放送回など参照)。

この回の若林のトークゾーンはその父親にかんする話題だったのだが、この回に限っては笑いだけではなく若林の孤独感というか寂寥感を感じさせる話しぶりが印象的。若林の人間くさい一面が垣間見えてちょっとドキッとさせられる。春日は相変わらず若林の向かいで笑いまくっているのだが。

また、オープニングトークでは「アメリ」「パルプフィクション」などといった映画の話題がでてきて、そういうところで文脈を共有できている二人の関係性がいいなぁとも思う。

2018 09 22 オードリーのオールナイトニッポン

7.2018.11.3放送 南沢奈央との破局報道を詰められた回

基本的に若林の恋愛話にはずれはないのだけど、この回はそこに至るまでの展開もすごい。

この放送は若林の破局が伝えられた翌日で、破局報道を若林はどう語るのか?と誰もが注目していた。その中でオープニングからあからさまにハイテンションな若林がまず面白く、この後のトークの期待がいっきに膨らむ。さらに畳みかけるように「いや~参ったよ」と布石を打ちながら話を切り出し、岡田マネの愚痴へと話を展開。お馴染みのパターンでありながら、今回に限ってはこのパターンに入ること自体がボケになるというメタな構造は見事としかいいようがない。

その後も破局報道を縦軸にして話を展開していく若林の話術はもはや芸術の域にはいっている。実際のネタとは反対に、若林が微妙にズラして春日がつっこむというパターンがすごく自然で、「ズレ漫才」のルーツはこういところだったのかもしれないと思ったり。元ボケとしての若林の本領がいかんなく発揮された神回。

2018 11 03 オードリーのオールナイトニッポン

おわりに

個人的なオードリーのANNの神回を7つピックアップした。ラジオは総じてアングラ感というか独特なノリを感じるものだけど、オードリーのANNにかんしては、意外とテレビにもこのラジオのノリが持ち込まれている。「NFL倶楽部」や「ひらがな推し」などでそれは顕著で、もしあなたがオードリーの出演する番組のファンであるなら、オードリーのANNを聴いて損することはないだろう。オードリーが密かに仕込むラジオのノリに気付くことが出来れば、一見くだらないようにも思えるバラエティ番組の見え方も変わってくるかもしれない。

オードリーのANNは毎週土曜日の深夜25:00〜ニッポン放送で放送している。リアルタイムで聞くことが難しければ、radikoのタイムフリー機能を使って隙間時間に聴くのもオススメだ。

それでは、また夢の中でお会いしましょう。アディオス!