フィルムカメラを飛行機に持ち込んでみた。8回も。

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フィルムカメラ、いいですよね。僕もフィルム特有の何とも言えない味に魅せられてフィルムカメラにハマった一人です。普段の何気ない日常をスナップするだけでも十分満足ですが、お気に入りのフィルムカメラを連れて旅行に行くのも楽しいものです。

ですが、フィルムカメラ持って旅行しようとしたときネックになるのが「飛行機にフィルムカメラを持ち込んでも大丈夫なのか?」ということ。「空港のX線検査で殆どのフィルムが台無しになった」なんて話もよく聞きます。せっかく撮った写真がX線にやられて全部台無し…なんて恐ろしすぎる。考えただけでぞっとしますね。

一方で「なんも考えずに飛行機乗ったけど全く問題なかった」という声もちらほらみかけます。「いまの検査機は優秀だから気にしなくて大丈夫」だとか「何があってもX線は通すな!」といった意見もあって、正直情報が錯綜している感じです。結局いろいろ調べたけどよくわからない…ということで、 実際にフィルムカメラ持って海外いってみました。

フィルムを持って8回飛行機に乗った結果

今回の旅は、8回も飛行機に乗るハードな長旅でした。飛行機に乗るということはその度にフィルムをX線に晒すことになるわけで、人間以上にフィルムにとってハードな旅でもありました。1、2回のX線検査なら何とかなったという話は聞きますが、8回も飛行機に乗って無事だったという話は僕自身聞いたことがなく、半分ダメもとで持っていったのが正直なところです。

…なのですが。結論からいえば、フィルムは全部無事でした。

今回試しに持って行ったフィルムはLomography 100, Kodak Tmax100, Fuji 業務用100, Kodak Portra400の4本。それぞれX線にかけられたのは4回、4回、5回、5回。せっかくならもっといろんなフィルムで回数も変えてみればよかったですね。一応実際の写真も貼っておきます。

Lomography 100
Kodak Tmax100

問題なく発色してます。モノクロでも特に支障はなし。ちょっと白飛びしてるけどモノクロならこんなものでは…?という感じ。個人的には気にならないし、どちらかというと撮影者の腕の問題な気がします。

Fuji 100
Kodak Portra 400

X線検査5回でも特に異常なし。 感度4倍のPortara 400でも、特別おかしなところはありませんでした。

ということで、僕のフィルムにはX線検査の影響はありませんでした。みんな無事です。一番心配していたISO 400、X線検査5回という条件のPortra 400も問題なし。(ということは単純計算でISO 1600でも1回までなら大丈夫…なのかな。単純計算していいのか分かりませんが。)

フィルムカメラを持ち込むときに気を付けたこと

たまたま僕の場合は無事でしたが、やはりいざフィルムをX線検査に通すとなると不安になりますよね。参考になるか分かりませんが、僕が気を付けていたことを紹介します。

出来る限りX線検査は避ける

いきなり当たり前のことですが、X線検査がないに越したことはありません。問答無用で通される場合もありますが、係員の人に事情を説明すれば目視の検査でパスできることがあります。8回飛行機乗ったと言っておきながらX線検査の回数が少ないのはそういうことです。おそらく国内なら大抵の場合応じてくれるはず。海外だと少し確率は下がる感じはあるものの、多少拙い英語でも身振りでぶりで説明すれば察してくれます。コミュニケーションに不安がある場合は、あらかじめ現地の言葉でカードを用意しておいてそれを見せるという手もあるようです。自分の場合は英語の上手い同行者に任せてしまいましたが。

一人で検査した時は”These are film. So would you check them by hand ?” みたいなこと言った気がします。文法も適当ですが、「あぁそういうことね」と快く応対してくれました。とりあえずフィルムだからハンドチェックでお願い!的なことが伝わればOKカタコト英語は逆に怪しまれる場合もありますが、アジアだったらまぁ大丈夫でしょう。

ただし、たまに「1回くらい平気平気~」的なノリでそのまま通そうとする人がいるのも事実。その場合どれだけ粘り強く交渉するかはあなた次第です。あまり抵抗しすぎると別室に連れていかれることもあるそうなので、個人的には通されなかったらラッキーくらいの気持ちでいるのがいいと思います。

高感度フィルムは極力避ける

ISO1600などの高感度フィルムは便利ですが、それだけX線の影響を受けやすいということなので避けた方が無難です。ただ今回の経験から言えばISO400を5回通しても問題なかったくらいなので、ISO800くらいなら気にする必要はないかもしれません。ただこれはチキンレースなので、どうしても夜景が撮りたい!というこだわりがないのなら400くらいにとどめておくことをおすすめします。

X線検査を受けるときは、できるだけ裸に状態で

X線検査を受けざるを得ない状況になってしまったとき、僕はフィルムをできるだけ露出した状態で提出していました。

真偽は不確かですが、X線検査の強度はその荷物のX線の通しやすさに応じて調整されるという噂があります。もしこの噂が本当なら、X線に晒されないようにバックの奥底にしまったせいでかえって強いX線を浴びてしまうパターンが考えられます。なので僕はフィルムをカバンから出して別のトレイに載せるようにしていました。 どうせX線浴びるなら少しでも弱いものを…という工夫です。 ただ外に出すだけだとカバンと同じレベルのX線が照射されそうなので、トレイも分けるようにしていました。

また、受託手荷物のX線検査は手荷物のものより強力らしいので、フィルムを持ち込む場合は手荷物に移しておくのがベターです。

現地で現像するという奥の手

難易度がグッとあがりますが、現地で現像するというのも一つの手です。現像してしまえばX線もなにも怖いものはないですからね。ただ現地で現像するには旅程に余裕があることや、現地の人とコミュニケーションが取れることが前提です。一応自分もドイツでチャレンジしてみたのですが、今回は日程があわず断念。ちなみに”(都市名) film developing”で検索すれば現像してくれるところをGoogle 先生が教えてくれます。

まとめ

ということで、個人的な結論としては、「X線検査恐るるに足らず。フィルムカメラを持って旅に出るべし」です。もちろん、X線検査は避けた方が安心だし、それなりに対策も必要です。ですが、数回の飛行機のためにフィルムカメラに留守番させておくのはもったいない気がします。たまたま今回運が良かったと考えることもできますが、4,5回乗っての結果なので運だけで説明するのは難しいように思います。少なくとも僕は、また旅をする機会があれば迷わずフィルムカメラを持っていこうと思います。

今回の旅を記事にしています。ご興味があれば是非。