アジア発・台湾のシティポップ、おすすめの4選。

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昨今盛んに聴かれるようになったシティポップ。竹内まりやのような80年代のアーティストに起源があるが、下火となっていた。甘いメロディとチルいリズムが人気となって、Suchmosやceroのようなシティポップは今や音楽シーンに欠かせない存在となった。そして、現代シティポップは国内外を問わず広がりを見せている。

お洒落なサブカルさん御用達な感じもあって、とっかかりづらい。今回は、そんなイメージのある現代シティポップを民主化したい。しかも台湾出身のアーティストで絞った。攻めた記事にしたので入門者・ヘビーリスナー関わらず楽しんでもらえたらと思う。

落日飛車 (sunset rollercoaster)

まずは、台湾の誇る最強シティポップ集団、落日飛車(sunset rollercoaster)から。

このアーティストは端的に言ってヤバすぎる。あまりの完成度から度肝を抜く事は間違いない。

Sunset Rollercoaster on Audiotree Live (Full Session)

ライブ映像。私は初めて聴いた瞬間から惚れ込んだ。惚れ込み過ぎたかもしれない。ゆったりと流れるジャジーなメロディの中にも、ジャキっとしたギターのカッティングが光る。シティポップは「あれ、どっかで聴いたことがあるような・・・」と感じるような作品も多く、内容が焼き増し感満載で陳腐に響くこともあるが、彼らの場合は全く心配する必要がない。あまりにもセンスに溢れ過ぎた曲達には、擦り切れるくらい聴きまくった今の私にとっても色褪せていない。全てが完成された様式美。まさに芸術作品。こんなアーティストを産んでくれた台湾に感謝感謝感謝。

ほぼ全作品英語なので(一部日本語がある!)、意味も伝わる。しかも超絶流暢。初めはどこの国のアーティストか全く分からなかった。なお、2019年のフジロック・フェスティバルに彼らは出演している。生で見たが、アレは忘れらんねぇ。

Leo王 (Leo Wang)

続いて、Leo王(Leo Wang)というアーティストを紹介したい。

どちらかというとラップ。曲のテイストとしては、かなりユルいけど、ファンキーな感じ。

【顏社】Leo王 – 陪妳過假日 feat. 9m88 (Official Music Video)

私の一押しはこの曲、『陪妳過假日(Weekends with You)』。かなりチルい。曲名通り、休日感がある。因みにこの曲が収録されているアルバム『Artist’s Mood』は完成度が高いので、要チェック。

こちらは中国語なので、基本的には何を言っているか分からない。しかし、これがまた良いのだ。

楽しみ方は2通りある。

まず1つは、単純に語感とリズムを楽しんでみるといい。聴き慣れない言葉は前頭葉をガンガン刺激してくる。そのエキゾチックなインプットに、今まで味わった事のない経験が出来るだろう。

もう1つは、歌詞を頑張って理解してみようとしてもいい。とはいえ、中国語は分からなない。そこで、歌詞の漢字を読んで、なんとなく感じてみるのだ。曖昧な感じがクセになるよ。

雀斑 (Freckles)

続いて、雀斑 (Freckles)を紹介したい。女性のボーカルで、これまでとはまた少し違ったテイストのアーティストだ。

お洒落なアーバン感は十分に漂うが、どこか身近にいそうな親近感が特徴的。

雀斑樂團 Freckles 不標準情人 Imperfect Lover ft.Leo王 Official Music Video

今回取り上げるのは、『不標準情人(Imperfect Lover)』という曲。前述のLeo王も参加している。全体的にハッピーな曲調で、どことなく古き良き日本のシティポップを彷彿とさせる。全体的に、日本の音楽と近い感性が垣間見える。しかし、何かが新鮮だ。聴いたことがありそうなのに、ない。近い国でも、やっぱり今まで体験したことがないテイストがある。

國蛋 (GorDoN)

続いて、國蛋 (GorDoN)というアーティスト。台北出身。台湾の人気レーベルKAO!INCに所属する。

國蛋 GorDoN – Yesterday (Blizzard 2015)

Leo王と同様、中国語のラップが大きな魅力の1つ。ただ、彼については、通奏しているベースの音楽が心を掴むこの『Yesterday』はそんな彼の才能を感じる作品。やっぱり、チルいねぇ。台湾のシティポップというテーマで書いた手前、ここまでジャンルの特徴に焦点が当たりがちだったと反省するが、ここまでの完成度の曲を聴くと、アーティストの個性が光る。

つづく

音楽は国境を超えるって、つくづく感じる。それは「洋楽」ってジャンルは確立されているけれども、それは大体アメリカとイギリスの話だし、他にあるのは韓国くらいだ。英語以外の言語になるだけでコトバの壁は急に高くなるし情報源も限られてしまうが、一歩踏み出すと刺激的な世界が待っている