ジョナサン・エントウィッスルのNetflix新作『ノット・オーケー』を観た。

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Cinema
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概要

The End of the F**king World(邦題:このサイテーな世界の終わり)』で一世を風靡した英国の奇才・Jonathan Entwistleが新作『I Am Not Okay With This(邦題:ノット・オーケー)』を発表した。

前作はイギリスの片田舎を舞台にしたブラックユーモア満載な作品に仕上がっていたが、今作ではアメリカが舞台となる。原作は同名の漫画本だ。

今回も同様にイビツな青春を描いているようだが、果たして評価の高い前作を超えるような作品に育っていくのだろうか!?

あらすじ

15歳の少女シドニーは平凡な毎日を送っていた。自分の秘密を日記に書いたり、弟の面倒を嫌々見たり、唯一仲の良いディーナと無駄話をしたり、社交的ではなくとも何処にでもいそうな思春期の女子だった。そんなある日、シドニーは自分が”普通”ではない事に何となく気付き始める。自分の事が好きな男子のスタンレー、ディーナの彼氏のブラッド、自殺した父親が自宅に残したメモ… 様々な出来事が交錯し、彼女の心は揺れ動いていく。

評価

結論から言うと、見る価値は十分にある

別に原作を知っている訳でもないし、そんなに前情報があった訳でもない。でもとりあえず『The End of the F**king World』の監督が撮った作品ならハズレは無いんじゃないか、と踏んで観たという程度である。

でも正直、Netflixにありがちな「イケてないスクールカースト低めな主人公」がダラダラ生活する展開がずっと続くので、飽きた。Netflixの大好きな80年代テイストのボロ車とかファッションとかにも食傷気味で、「あぁーハイハイ、またこの展開ね」と萎えながら見ていた。シーズン1は7エピソードあるが、最終話まで基本的につまらない。

しかし、最終話では度肝を抜かれる事だろう。ここをネタバレするとあまり面白くないので詳細は書かないが、最後まで見た貴方なら間違いなく続きが見たくなるはずだ。1話目でよく分からなかった冒頭のシーンの意味が明らかになり、点と点が線で繋がるような爽快感も味わえるだろう。

『The End of the F**king World』との比較をすると、両作とも何となく似ている。追い詰められた状況に入って気まずくなる感じとか、サリンジャーの小説に出てきそうな厭世的な主人公のキャラクターには似たものを匂わせる。アメリカが舞台なのに、どことなくブリティッシュ。前作が気に入った人には抵抗感がなく楽しめるだろう。もちろん最終話まで見る事が条件だが。

今作は、続くシーズン2以降があって初めてストーリーとして完結できるようになっている。続編を待とう。